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【転職理由の書き方・伝え方】履歴書・職務経歴書・面接に使える例文 仕上げ編

2022-01-15

※本記事の内容には広告・プロモーションが含まれています。

こんにちは。とくみです。

転職活動で必ず聞かれる、転職理由の話。

以前の記事では、転職理由を構成する各項目について、まずは下書きとしてそれぞれを個別に言語化することをご紹介しました。

【転職理由の書き方・伝え方】履歴書・職務経歴書・面接に使える例文 下書き編

こんにちは。とくみです。 転職活動で必ず聞かれる、転職理由の話。 以前の記事では、転職理由を構造化して、スッキリ整理する方法をご紹介しました。 今回の記事では、転職理由の書き方・伝え方の例文をご紹介し ...

今回の記事では個別に言語化した内容をまとめる方法、例文をご紹介します。

履歴書・職務経歴書に記載したり、転職活動の面接等で自分の言葉として話したりできるようにしていきましょう。

下書き編に続いて、今回は仕上げ編です。

結論

それでは結論です。

転職理由はストーリーになるようにまとめましょう。

具体的には、退職理由、志望動機、貢献内容が一つの流れとして相手に聞こえるようにすることです。

重要なのは、3つの項目がストーリーでつながっていることです。

ストーリーでつなげる理由は、転職理由の一つの項目である退職理由はネガティブな内容になりがちだからです。

もし、退職理由にだけ注目されてしまった場合は、面接で良い印象を持ってもらえない可能性が高まります。

そのため、志望動機と貢献内容にも触れ、なぜ応募企業に入社したいのか?ということも合わせて伝える必要があります。

つまり、退職理由、志望動機、貢献内容をつなげて話すことで、入社したい意向を含んだ説明として相手に伝えることができます。

そもそも面接官はどんな話を聞きたいの?

ここにとあるコンサル会社の採用面接の調査データがあります。

面接でよく聞かれる質問の1位に転職理由、二位に志望動機が出てきます。

ここで言う転職理由というのは本記事では退職理由。

志望動機はそのまま志望動機と表現しているものと考えて良いかと思います。

しかし、驚くことに、別の調査データでは、退職理由や志望動機は聞くけれど、評価の観点としてはあまり重要視していないというデータもあります。

ぜひ下記のの記事を読んでみてください。

面接官が何を重視しているのかというと、第一印象やコミュニケーション能力といった対人関係における点ということがわかります。(あくまでも統計上です)

つまり、この人と一緒に働きたい!と思ってもらえる人物かどうか、そういった印象を持ってもらえるかどうかが重要ということです。

退職理由、志望動機は、必ず聞かれる質問ではあるものの、そこまで重視していない質問ということで、必要最低限、悪い印象につながらないように話す内容を整理できていれば問題ないという捉え方もできます。

そう、要は転職理由は矛盾がないように相手に伝わり、必要最低限悪い印象にならなければ良いのです。(もちろん良い印象になるように工夫できることはしましょう。)

転職理由の仕上げバージョン

それでは私なりにまとめてみた転職理由です。

前回記事の「退職理由」「志望動機」「貢献内容」をつなげ、ストーリーになるようにまとめてみました。

とくみの転職理由例:

WEBサービスの会社の営業職の場合

コロナ禍による全社業績の低下をきっかけに、大きな組織編成があった。自分が所属する部門のリーダーが代わり、それをきっかけに会社の雰囲気や仕事の進め方もガラッと大きく変わった。ただ、業界内での競合との競争が激しく、組織だけ変えて、サービスの内容を良くしようとしない現状に行き詰まりを感じるようになっていった。加えて、コロナ禍でこれまでの常識が大きく変化し、自分自身の仕事へのスタンスや価値観も変化してきていることもあり、新たな環境で心機一転新しいチャレンジをしたいと思うようになり、転職を考えるようになった。

そんな時出会ったのが御社(応募しようとしている会社)。サービスに使われている技術が先進的で、業界のこれまでの常識を変えていくサービスになるのではないかと感じた。ちょうど現職に限界を感じていたところだったので、業界の常識を変えていくことにチャレンジしてみたい気持ちがあるし、そのサービスを営業職として多くの顧客に届けていくことの面白さややりがいもありそうと感じて、応募した。

もし入社できれば、業界を変えていける新しいサービスの可能性を多くのお客様にとどけていくような仕事をしたいと考えている。

いかがでしょうか。

若干、退職理由の内容が厚めですが、応募企業に入社したい理由や意向も加わっていることで、退職の理由はきっかけであるという印象になっているかと思います。

もちろん、これはただ文章を組み立てただけなので、実際の面接の場で話しやすいかどうかは別です。

必要なら自主練なども行って、自分の話しやすいように何度も修正していきましょう。

まとめ

転職活動で必ず聞かれる転職理由の話について、3つの記事にわけてご紹介してきました。

転職理由を整理することは、面接で質問されるから準備するという側面もありますが、何より重要なのは事前に頭の中や気持ちを確認し、転職活動への想いや決意をかためる機会になるということです。

ぜひ、自分にあった会社に出会えるように、準備を進めていきましょう。

別記事で転職活動全体像についてもご紹介していますので、今後の準備の参考になれば幸いです。

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とくみ(tokumi)

元人材開発コンサルのブロガーです。 このブログでは、20代後半から40代前半くらいまでの会社・組織で働く皆さんに向けて、自身の人材開発コンサル時代の経験や知見などからお役立てできそうなことを発信していきたいと思っています。 テーマは、能力開発、スキルアップ、キャリア形成、転職、起業、移住など。 現業は新規事業開発のコンサルです。

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