こんにちは。とくみです。
転職活動で必ず聞かれる、転職理由の話。
以前の記事では、転職理由を構造化して、スッキリ整理する方法をご紹介しました。
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【転職理由の書き方・伝え方】苦手意識を克服!履歴書・職務経歴書・面接に使える考え方をご紹介します
こんにちは。とくみです。 転職活動では必ずと言っていいほど転職理由を聞かれます。 履歴書や職務経歴書に書いたりすることもありますし、面接の場で「なぜ転職しようと思ったんですか?」なんて聞かれてたりもし ...
今回の記事では、転職理由の書き方・伝え方の例文をご紹介したいと思います。
下書き編と仕上げ編にわかれます。
今回は下書き編です。
まず、下書きを作る上で一番重要なことをはじめにお伝えしておきます。
それは、一度でうまくまとめようとしないことです。
最初から完璧なものは作れません。
時間をかけてもいいから、自分と向き合い、ノートやPC・スマホなどにメモ的にでも気持ちを書き出し、徐々に整理していきましょう。
そのため、本記事下書き編では、本当にラフな自分の想いや気持ちを文章にしてみるところをご紹介したいと思います。
結論
それでは結論です。
まずは、転職理由を構造化した「退職理由」「志望動機」「貢献内容」について、それぞれ個別に言語化するところから始めてみてください。
ある一つの会社で良いです。
自分が応募しようと思っている企業を仮にでも良いので決めて、その会社に応募するつもりで考えてみます。
もしまだ応募企業が決まっていない、応募企業を探している最中ということでしたら「退職理由」だけでも結構です。
自分の仕事人生が大きく変わる可能性がある転職活動です。
焦らず、まずはじっくりと自分と向き合う時間を取って、取り組みましょう。
そもそもなぜ転職理由をまとめるのか考えてみよう
それは、転職活動のゴールである内定を得るためです。
内定を得るためには、その企業の採用面接を担当する方たちから一緒に働きたい!と思ってもらうことが必要です。
全ては一緒に働きたい!と思ってもらえるようにするための事前準備です。
本当にその会社に入社するかどうかは、内定を得てから考えれば良いことです。まずは兎にも角にも内定獲得が第一です。
そこに向けた第一歩ということで、各項目の例について見てみましょう。
その1 退職理由について
退職理由とは、今勤めている会社を辞める理由のことでした。
辞める理由については、人間関係、仕事内容、キャリア、ライフスタイル、様々な理由があるかと思います。
多くは今の会社や職場でのネガティブ寄りな理由が多いのではないでしょうか。
その理由を面接の場でありのまま話すかどうかは別として、今の自分自身のことをしっかり自覚、理解するためにも準備段階ではしっかり言語化しておくことが必要です。
退職理由には自分が仕事や人生の中で大切にしていることが含まれていることも多いので、自分を振り返り良い機会にもなるはずです。
誰かに見せるわけではないので、本音ベースで気持ちを言語化してみると良いと思います。
とくみの退職理由例
コロナ禍での組織編成で、上司がひとつ上の役職に昇進したことをきっかけに突然横暴になりはじめた。パワハラにも近いと感じたその横暴さに段々嫌気が指すようになる。何度かその振る舞いを辞めてほしいことを直接伝えたが、それでも変わらず、理不尽さは日々増して行き、ある日の理不尽すぎる叱責でこれ以上ついていけないと思うようになる。それをきっかけに今後もこの上司と一緒に仕事を続けるのかと考えると、会社に行くのも、仕事をするのも辛くなり、辞めようという気持ちが日に日に強くなる。コロナ禍でこれまでの常識が大きく変化し、自分自身の仕事へのスタンスや価値観も変化してきていることもあり、新たな職場で心機一転頑張りたいと思うようになり、退職を決意する。
その2 志望動機について
志望動機とは応募した会社に入社を志望する理由のことでした。
退職理由は一回整理しておけばそれで良いですが、志望動機は応募する会社ごとや職種ごとに変わってきます。
まずは応募したい会社を一つ決めて、その会社や職種のことをしっかり調べましょう。
調べた上で、その会社や職種に合わせて志望動機を言語化します。
とくみの志望動機例:
WEBサービスの会社の営業職の場合
会社が掲げているビジョンやミッションに共感できる。サービスに使われている技術が先進的で、業界のこれまでの常識を変えていくサービスになるのではないかと感じた。自分自身はその業界の常識の枠の中で仕事をしてきたが、どこか物足りなさを感じていたし、競合と差別化しづらいところにサービスの限界を感じてもいた。業界の常識を変えていくことにチャレンジしてみたい気持ちがあるし、そのサービスを営業職として多くの顧客に届けていくことの面白さややりがいもありそうと感じている。
その3 貢献内容について
貢献内容とは自分自身が応募した会社のビジネス・仕事にどのように貢献できるのかといった、その会社に入社した後の活躍イメージのことでした。
貢献内容も応募したい会社や職種ごとに変わってきます。
さらに、その会社や職種の理解度にあわせて、イメージできる自分の活躍の姿も変わってくるため、応募会社や職種、具体的な業務内容についても深く理解できればできるほど、言語化しやすくなっていくと思います。
とくみの貢献内容例:
WEBサービスの会社の営業職の場合
これまで営業職としては特に秀でた成績を残してこれたわけではないが、顧客からの信用・信頼の獲得については力を入れてきた。お客様の困り事や悩みの御用聞きではなく、そこから困り事や悩みをさらに掘り下げて、真にお客様が求めていることを確認するようにしてきた。その経験をふまえて、業界の常識の中でお客様がいつの間にか諦めていた不満や当たり前を指摘して、それらを変えていける新しいサービスの可能性をしっかり営業していけるのではないかと考えている。
まとめ
転職活動で必ず聞かれる転職理由について、ラフに下書きからはじめる方法をご紹介しました。
下書きなので失敗はありません。何度も書き直していけば大丈夫です。
構造化した各項目について、一つずつ考えてみましょう。
もちろん、志望動機や貢献内容は、ぜひ応募する会社毎に考えてください。
手間や時間はかかりますが、次の自分の仕事人生を預けられそうな会社なのかどうかを確認する機会にもなるはずです。
次の記事では各項目のまとめ方についてご紹介したいと思います。
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【転職理由の書き方・伝え方】履歴書・職務経歴書・面接に使える例文 仕上げ編
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