上京転職 体験談

【上京転職 体験談 Vol.2】30代が上京を決意したきっかけ

2022-08-26

※本記事の内容には広告・プロモーションが含まれています。

こんにちは。とくみです。

この【上京転職 体験談】シリーズでは、僕が30代で地方から東京に上京転職したときの実体験を書いています。

複数回に分けて書いていきます。

今回がVol.2です。

初回のVol.1は、30代での上京転職は遅いかどうか、上京転職を経験した僕のビフォー・アフターについて書きました。

本記事のVol.2では、僕が30代になってから上京を決意したきっかけ、20代の働き方の後悔について書こうと思います。

Vol.1が未読の方はぜひ読んでみてください。

参考記事:【上京転職 体験談 Vol.1】30代で上京は遅い?

まずは僕が30代に入って持つようになったキャリアの悩みについてお話したいと思います。

30代に入って持つようになったキャリアの悩み

20代のころにはなかった、30代に入ったからこそ持つようになった悩み。

それは、自分の仕事の専門性は何か、それを深める経験ができる環境はどこか、ということでした。

僕の20代のキャリアのほとんどは、広く、浅く、いろんな仕事(職種)をやってきた期間でした。

営業、マーケ、商品企画、事業企画、バックオフィス等、とにかく幅広く、様々な経験を積みました。

ある程度卒なく様々な仕事はこなせるけれど、何か一つの領域や分野に秀でたスキル・知見を持っているとは言えないキャリアでした。

20代が終盤に差し掛かる頃に、そんなキャリアに急に不安を持つようになります。

さらに、30歳になると、不安が危機感に変わり、自分の中で危機感が日に日に大きくなり、このままではヤバい、何かを変える必要がある、と強く思うようになっていきました。

そこで行き着いた一つの手段が上京転職でした。

上京すれば、自分自身の専門性を定め、深める経験ができる環境がありそうだと思えました。

ただ、その想いに行き着くまでには、2つの大きなきっかけがありました。

20代後半でのきっかけと30歳になってからのきっかけです。

20代終盤にキャリアに不安を持つようになったきっかけ

一つ目のきっかけは、同世代の出世・キャリアアップにたくさん触れたことです。

特に、首都圏で働く同世代の知人・友人の出世・キャリアアップに強く影響を受けました。

20代後半になってくると、とあるプロジェクトのリーダーになったり、責任あるポジションを任されたりする同世代の知人・友人が増えていきました。

今度新しく始まるプロジェクトのリーダーに抜擢された。

希望していた海外の支店に赴任することになった。

係長になった。課長になった。

などなど、首都圏の同世代の知人・友人と会って話をする機会があると、必ずと言っていいほど出世話やキャリアアップの話を聞かされました。

地方在住の同世代の知人・友人でもそういった話がなかったわけではないですが、首都圏の知人・友人と比べると、出世や仕事のステージが変わっていくスピード感は遅いと感じることがよくありました。

出世なんてどうでもいい。

自分のペースで働ければそれでいい。

会社の中でのポジションも不要、気にしない。

今の時代、そんな考え方も増えてきてはいますが、でも当時の僕は出世やキャリアアップしていく同世代の仲間が、正直、羨ましかった。

大学卒業後、社会人として同じタイミングでスタートをきったと思っていた仲間が、次のステージの仕事・キャリアを手にしているのがかっこよかったし、キラキラしているように見えていました。

なぜ出世・キャリアアップできたのか、話をよくよく聞いていると「専門性」というところに一つの答えがあるのではないかと感じるようになりました。

自分が得意、強いと言える領域や分野を持つこと。

社内でその得意なこと、強いことが認められて、社内で次のステージの仕事を任せられること。

それが出世・キャリアアップの道につながっているように見えました。

実際には、出世・キャリアアップの方法は様々あるとは思いますが、当時の僕にはその時の自分の悩みを解消してくれる、とても有効なやり方だと感じました。

そこから、僕はなるべく領域を絞って仕事を取りにいくようになりました。

人の能力やスキルを育て、人生の選択肢や可能性を広げていくサポートをすることに関心があったことから、社員教育、人材育成、人材開発といった領域の仕事を集中的に担当できるように意識していきました。

ただ、それでもキャリアへの不安はなくならず、時間が経つにつて、むしろ危機感に変わっていきました。

もうすぐ30歳。

30代のキャリアは今のままでは行き詰まってしまうのではないか。

そう感じるようになったのが二つ目のきっかけのお話です。

30代キャリアの危機感を持つようになったきっかけ

二つ目のきっかけは、経験の密度の差を感じたことです。

こちらも首都圏で働く同世代の知人・友人の仕事の話を聞く中で、経験の密度の違いを強く感じました。

首都圏は人口的に日常的に関わる人の数が違います。

仕事の数も多いし、お客さんの数も多い。

地方よりも仕事が細分化されていて、より専門的な職種の需要がある。

多様な課題があって、多様なソリューションが求められている。

知人・友人の話を聞いてそう感じるし、当時東京での仕事の機会が年に何度かありましたが、僕自身もそう感じていました。

僕が専門性を深めたいと思っていた、社員教育、人材育成、人材開発の領域の仕事は、正直僕が当時住んで仕事をしていた地方では、経験を積める仕事の幅も内容も少なすぎました。

このままでは、仕事の経験値が蓄積されないし、スピードも遅い。

30代もこのままのペースだと、同世代にもっと大きな差をつけられてしまう。

今はあまり困っていないけど、30代が終わって40代になった時、僕に仕事をお願いしてくれる会社やお客さんはいるんだろうか。

このままの成長速度で、30代後半、40代になった時に通用するんだろうか。

このような思いから、30代のキャリアに強い危機感を持つようになりました。

今のままでは駄目だ。

じゃあどうすればいいのか。

環境を変えるしかない。

変えるならどこだ。

・・・やっぱり東京しかない。

より専門的な仕事でも需要があり、経験がたくさん積める環境。

それを考えると、東京に出て仕事をするしかないと、30歳になった直後あたりに腹をくくるようになりました。

人も会社の数も多い。地方とは桁が違う。

その分チャンスの数も多いに違いない。

そんな思いからでした。

今でこそ、コロナ禍でテレワーク化が急速に進んで、職種によっては地方に住みながらでも首都圏に住んでいるのに近い仕事経験を積むことができるようになってきましたが、当時は経験の密度を求めるなら東京、という選択肢しかないと思っていました。

こんな2つの大きなきっかけから、次第に上京転職の情報を探すようになっていきました。

具体的にどのように探していたのかは別の記事で書きたいと思います。

最後に、今だからこそ20代の働き方を振り返った時に思う、後悔を綴りたいと思います。

20代の働き方の後悔

僕の20代を思い返してみると、ひとまず任された仕事には全力で取り組むといった感じで、勢いと前のめりな姿勢だけで走り抜けてきたような期間だったと思います。

それはそれで悪いことではなかったと思います。

任された仕事を拒まなかったからこそできた経験もあるし、出せた成果もあったと思います。

当時の僕には、人生を中長期で捉えたり、20代以降の社会人人生、職業人生のことについて真剣に考えるといった意識や考えは微塵もありませんでした。

まずは目の前の仕事をこなすのに一杯一杯だったし、その瞬間瞬間が充実していたので、気持ちの面でも充実した毎日を過ごせていると思っていました。

地方在住ということもあり、情報感度はそれほど高くなく、行動範囲も狭かったと思います。

その中で、何か新しい出会いや可能性に遭遇するのは、よほどの運を持っていないと難しい。

単純に自分自身の行動量不足で、自分の視野や知見を広げる機会が圧倒的に少なかったと感じます。

社内や身近な人達の中では通用する仕事ができるようになってはいるものの、そこから一歩違う世界に足を踏み出しだ時に、もしかすると自分は通用しないのではないか、ビジネスの現場で戦っていけないのではないか、そんな思いや経験をする機会がほとんどなかった。

これが僕の20代の働き方の後悔です。

まとめ

僕が30代で上京を決意したきっかけは、首都圏の同世代の出世・キャリアアップに影響を受けたことと、経験密度の差を感じたことでした。

今思えば20代での働き方に一定の後悔を感じますが、それでもその時は目の前の仕事に真剣に向き合い、全力で取り組んできたので、当時の働き方に不満はありません。

20代での働き方があったからこそ、上京転職を決意できたという側面もあると思っています。

次回以降の記事では具体的な方法の部分にも踏み込んでいきたいと思います。

僕と同じ後悔をしないために

僕個人としては、上京転職前にやっておいた方が良かったと思っていることの一つにキャリアデザインがあります。

キャリアデザインとは、自分自身のこれまでのキャリアを振り返り、自分自身の強みや価値観を理解した上で、今後のキャリアについて考えることです。

参考記事:【キャリアデザインの基礎知識】キャリアの考え方

置かれている環境や状況に流されてしまい、いつの間にか受け身の状態で人生を過ごしてしまわないように、自身の未来のキャリア像を描き、自分の軸をしっかり持つことが大切です。

時間とお金に余裕があるなら、キャリアデザインの機会を持っておくことをぜひオススメします。

キャリアコーチングというサービスを使うと、プロから有料でキャリアデザインのサポートを受けることができます。

中には転職支援もセットで行ってくれるサービスもあります。

使えるものはうまく使って、上京転職をぜひ成功に近づけてください!

参考記事:キャリアコーチングおすすめ4選とサービスの選び方

参考記事:キャリアコーチングを有料で行うメリット・効果は何?

  • この記事を書いた人

とくみ(tokumi)

元人材開発コンサルのブロガーです。 このブログでは、20代後半から40代前半くらいまでの会社・組織で働く皆さんに向けて、自身の人材開発コンサル時代の経験や知見などからお役立てできそうなことを発信していきたいと思っています。 テーマは、能力開発、スキルアップ、キャリア形成、転職、起業、移住など。 現業は新規事業開発のコンサルです。

-上京転職 体験談
-, ,