キャリア

キャリア相談を有料で行うメリット・効果は何?

2022-06-25

※本記事の内容には広告・プロモーションが含まれています。

こんにちは。とくみ(@tokumiweb)です。

今回の記事では、元人材開発コンサルである私とくみが、キャリア相談の有料サービスの利用を迷っている方向けに、有料サービスだからこそのメリット・効果をわかりやすくご紹介したいと思います。

近年、有料のキャリア相談サービスが注目をあびています。

会社に依存したキャリアではなく、自分の責任の元で自分の人生を切り開く時代です。

誰もが自分のキャリアを真剣に考える必要があり、望むキャリアを実現するためにキャリア設計、キャリアデザインの機会を持つことをオススメしたいです。

とはいえ、有料のキャリア相談サービスとはどういったものなのか。

サービスを利用するメリット・効果は何なのか、デメリット・逆効果な場合はないのか。

そういった疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。

今回の記事が有料のキャリア相談サービスを利用する際の参考になれば嬉しいです。

結論

それでは結論です。

僕が考えるキャリア相談を有料で行うメリット・効果は以下2つです。

有料のキャリア相談サービスだからこそのメリット・効果

  • 人生に変化を起こすための肝(キモ)である「行動変容」にコミットしてサポートしてくれる。
  • 自分自身も人生に変化を起こすための覚悟を決めた上でサービス利用に臨むことができる。

それぞれ詳細を解説していく前に、そもそもキャリアとは何か、キャリア相談とは何か、キャリア相談の相談先にはどんな種類があるのかに触れおきたいと思います。

合わせて読んでいただくことで、メリット・効果の理解が深まるはずです。

キャリアとは何か?

そもそも、キャリアとは何でしょうか?

本ブログでは、自分自身の職業人生のことと定義したいと思います。

「職業」とは主にお金を稼ぐためにしている仕事のことを意味し、「人生」とは生きている間の生涯のことを意味します。

キャリアとは仕事人生とも言いかえられると思います。

社会人としての仕事の経験・経歴です。

僕自身は、キャリアを考えることは、自分自身の職業人生を主体的に選択する生き方(働き方)につながると考えています。

人生100年時代と言われる現代。

自分自身の人生を充実させるために、誰もがキャリアとは何なのかを理解し、しっかり考える機会を持っていく必要があるのではないかと思っています。

キャリアとは何か、についての理解を深めておきたい方は以下の別記事で詳細を解説していますので参考にしてみてください。

【キャリアデザインの基礎知識】キャリアとは何か

こんにちは。とくみ(@tokumiweb)です。 今回の記事では、元人材開発コンサルであるとくみから、キャリアデザインを考える際の基礎知識として、キャリアとは何かというテーマで僕なりの考え方をご紹介し ...

キャリア相談では何を相談するの?

次に、キャリア相談では何を相談するのでしょうか?

それは、主に今後の自分自身の職業人生についてです。

今後、自分自身がどのような職業人生を歩んでいくと良いのか、キャリア支援に関する知識・経験を持った人から助言・アドバイスをもらいます。

僕は、キャリアについて考えるときは、自分の職業人生の過去・現在・未来転職市場の攻略法、大きく二つの観点でそれぞれを考えることが必要だと考えています。

相談する方によって、得意分野や専門性が違うこともあるため、自分が何を相談したいのかによって、誰に相談するのか、適切な相談先を選ぶことが必要です。

キャリアの考え方についても以下の別記事で細かく解説していますので参考にしてみてください。

【キャリアデザインの基礎知識】キャリアの考え方

今回の記事では、アラフォーサラリーマンで、元人材開発コンサルであるとくみから、キャリアの考え方というテーマで僕なりの考え方をご紹介したいと思います。僕が人材開発コンサルタントだった時代の知見などもふまえてまとめてみましたので、キャリアについての理解を深めたい方の参考になれば嬉しいです。

キャリア相談の相談先はどんな種類があるの?

続いて、キャリア相談の相談先にはどんな種類があるのでしょうか?

以下、一覧にまとめてみました。

相談先 特徴・用途 費用

ハローワーク・ジョブカフェなどの公的機関

  • 一部年齢制限があるものもあるが、基本的には誰でも利用可能。
  • 国が運営する職業紹介のセーフティーネット。
  • 国の制度にそった支援が中心であり、職業訓練、ジョブ・カードの作成支援、求人紹介等を受けられる。
無料

人材紹介・人材派遣等の転職支援サービスを行う民間企業

  • 転職意向がある人なら誰でも利用可能(ただし、一定の能力・経験を求められるケースあり)。
  • 転職を前提としたキャリア支援。
  • 内定獲得・入社がゴールであり、個人に向き合って深い支援を行ってくれるわけではない。
無料
会社内の人間(人事・職場の上司等)
  • 会社に所属していれば誰でも可能。
  • 会社内の事情・状況をふまえた相談が可能。
  • 転職検討時の相談先としては引き止め等のリスクがあるため不向き。
無料
会社外の知人・友人・家族
  • 誰でも可能。
  • 気軽に相談が可能。
  • 専門的な助言・アドバイスがもらえるわけではない。
無料

キャリア相談を生業とする個人事業主(キャリアコンサルタント等)・NPO

  • 誰でも利用可能。
  • 転職を前提としないキャリア支援。
  • 仕事に限らず、広く人生全体を見据えてキャリアのことを相談できるが、転職につなげたい場合は自助努力が必要となる。
無料もしくは有料

キャリア相談&支援サービス(キャリアコーチング)を行う民間企業

  • 誰でも利用可能。
  • 転職を前提としないキャリア支援。
  • 個人に寄り添った深いキャリア支援を受けられるが費用が高額の場合がある。
有料

それぞれの相談先で特徴・用途が異なります。

転職を前提としたキャリア相談なら人材紹介・人材派遣等の転職支援サービスが良いでしょう。

転職を前提とせず、自分自身のキャリアについて広く、深く考えてみたいならキャリアカウンセラーや有料のキャリア相談サービスを利用しましょう。

有料のキャリア相談については、個人のキャリアコンサルタント等への相談、プログラム形式でキャリア相談サービス・キャリアコーチング等を提供している企業のサービス利用があります。

僕個人としては、プログラム形式でキャリア相談サービス・キャリアコーチングを提供している企業のサービス利用をおすすめします。

理由は、望むキャリアを実現するための「行動変容」にコミットしてもらえるからです。

プログラム形式でキャリア相談・キャリアコーチングを提供している企業のサービスは、費用が少し高額にはなりますが、その分の成果は得られると思います。

僕が良いと思っているキャリア相談サービス4つをこちらの記事で紹介しています。

よろしければ参考にしてみてください。

社内での昇進・昇格・異動などに関する相談なら、会社内の人事や上司、先輩等が良いですね。

社内の事情や人事制度への理解も深いかと思います。

ただし、社内の関係者への相談は、相談内容に対する守秘義務といった考え方は薄いと思いますので、相談する相手は十分に選び、口が堅く信頼できる人にしましょう。(転職を前提とする場合は社内の方への相談はおすすめしません)

また、知人・友人・家族への相談は、僕自身はあまりオススメしません。

悩みを聞いてもらうことで一時的に気持ちはスッキリするかも知れませんが、専門的なアドバイスをもらうことが難しく、問題解決には至らない可能性が高いためです。

知人・友人・家族ということで、アドバイスにバイアスがかかる可能性もあります。

そのため、知人・友人・家族には応援者になってもらう形が良いと思います。

問題解決というより、自分自身の気持ちや意思の共感者になってもらい、励ましてもらう存在としてサポートしてもらいましょう。

参考記事: キャリア相談は誰にするのがいいの?家族・友人はNG?

具体的な悩みの相談や問題解決については、しっかりとキャリアの専門家に相談し、より自分にあう適切なキャリアを選択できるような機会・環境を作っていくことが大切です。

キャリア相談を有料で行うメリット・効果は何なの?

少し回り道をしましたが、結論の有料のキャリア相談だからこそのメリット・効果に話を戻します。

再掲ですが、メリット・効果については以下の通りでした。

有料のキャリア相談サービスだからこそのメリット・効果

  • 人生に変化を起こすための肝(キモ)である「行動変容」にコミットしてサポートしてくれる。
  • 自分自身も人生に変化を起こすための覚悟を決めた上でサービス利用に臨むことができる。

それぞれの詳細を解説します。

人生に変化を起こすための肝(キモ)である「行動変容」にコミットしてサポートしてくれる

突然ですが、キャリア相談のゴールは何でしょうか?

キャリアプランを作ること、明確にすることでしょうか?

違いますよね。

キャリアプランを作ってもそれを実行しなければ自分の人生、キャリアの変化はありません。

つまり、キャリア相談のゴールとしたいのは、キャリアプランを実行できる自分になることです。

このことを行動変容と言います。

行動変容とは、望ましい方向に行動できるように、内面の考え方や意識等も含めて、行動が変わることです。

サービスを利用した後、考え方や意識が変化し、自らが望む理想像、キャリア像の実現に向かうための行動ができるような自分自身になる。

それがキャリア相談で得たいものだと思います。

悩みを聞いてもらった、気持ちや頭がスッキリしただけでは行動が変わっていないので、望むキャリアの実現には近づいていません。

有料のキャリア相談サービスは、キャリアコーチングサービスでもあり、プログラム形式で相談者のサポートをしてくれます。

例えば、自己分析→キャリアの棚卸し→目標設定→キャリア設計→アクション設計といった流れで、段階的にトレーニングが進んでいくので、プログラムの中で徐々に行動変容が起こっていく仕組みになっています。

サービスを提供する側のコーチ・トレーナーも相談者の行動変容という成果にコミットしてくれるため、プログラムを通じて大きな変化を期待することができます。

自らが望む理想像、キャリア像に向かうための行動を得ることが、キャリアを考える意味である、自分自身の職業人生を主体的に選択する生き方(働き方)につながっていくと思います。

相談者の行動変容にコミットしている4つのサービス4つのプログラム内容をこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみていただければと思います。

【キャリア相談】有料の相談サービスおすすめ4選とサービスの選び方

今回の記事では、キャリア相談の有料サービスをどんな基準で選べばよいか迷っている方に向けて、いくつかのおすすめサービスを比較しながら、サービスの選び方を紹介してみたいと思います。キャリア相談サービスの選び方に迷っている方の参考になれば嬉しいです。

続いて2つ目に挙げたメリット・効果の解説です。

自分自身も人生に変化を起こすための覚悟を決めた上でサービス利用に臨むことができる

企業が提供している有料のキャリア相談サービスのサービス利用料は高額です。

そのため、申し込みに躊躇したりしている方も多いのではないかと思います。

サービス利用料は支払う価値がある料金なのかどうか。

手元の資金と良く相談する必要があると思いますし、日常の買い物と比較するとかなり高額な料金となるため、利用を躊躇してしまう方もいると思います。

だからこそ、サービス利用を決める際には自分自身の意思や覚悟が必要になってきます。

サービス利用を通じて自分の人生やキャリアを好転させたい。

今後のキャリアをより良くしたい。

そんな強い想いをもとにサービスを申し込む形になると思います。

比較すべきは、日常の買い物ではありません。

自分自身の今後の人生やキャリアのために投じる費用として納得できるかどうかの点です。

高額であるがゆえに納得のハードルも高くなるかと思いますが、その分利用することを決めれば自然と意思や覚悟もついてくるかと思います。

納得は、理解、共感、便益から生まれてきます。

理解とは、提供されている手法のわかりやすさ。

共感とは、サービスの根底にある価値観や考え方が自分と近しいかどうか。

便益とは、料金に見合った成果が得られるかどうか。

です。

しっかり、利用するサービスのことを調べて、申し込む場合には自分なりに納得した上でするようにしましょう。

有料のキャリア相談サービスで知名度のあるPOSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)マジキャリについては、サービスの特徴・評判・口コミをまとめた記事も書いていますので、こちらも参考にしてみていただければと思います。

料金が高いかどうかの考え方についても解説しています。

自分自身で納得した上で、強い意思と覚悟を持ってサービスが利用できれば、他人事にならず自分の人生・キャリアにより良い変化を生み出すことができるのではないでしょうか。

これまで世の中や他者の評価・評判でキャリアを選択してきた方は、自分の職業人生を生きることに矢印が向き、自分軸でキャリアを選択していくきっかけになると思います。

キャリア相談を有料で行うデメリット・逆効果は何なの?

今度は逆に、キャリア相談を有料で行うデメリット・逆効果についても触れておきたいと思います。

有料のキャリア相談サービスだからこそのデメリット・逆効果

  • サービス内容やキャリアコーチが自分に合わない場合は、不完全燃焼になる可能性がある。
  • キャリアコーチ任せになりすぎた場合は、不満が残る可能性がある。

それぞれの詳細を説明します。

サービス内容やキャリアコーチが自分に合わない場合は、不完全燃焼になる可能性がある

キャリア相談サービスで何よりも大切なのは相談相手との相性です。

サービスは、キャリアコーチといった存在を介して提供されます。

プログラム形式のサービスの場合は、一定の型がありますが、内容的にはキャリアコーチとの対話やコミュニケーションが提供サービスとなります。

そのため、キャリアコーチと相性が合わない場合は、うまくサービスを利用することができず、モヤモヤしたまま不完全燃焼でプログラムが終わってしまう可能性もあります。

多くのサービスには無料相談や無料利用できるメニューがありますので、そういったものを利用し、サービス内容やキャリアコーチが自分に合いそうかどうかを確認しておきましょう。

確認のポイントとしては、大きく二つあります。

一つ目は、キャリアコーチに率直に自分のことを話せそうか。自分の素や本音をさらけ出せそうか。

二つ目は、キャリアコーチからのアドバイスやフィードバックを素直に受け入れられそうか。

です。

ぜひ、自分と合いそうなサービス内容、キャリアコーチがいるサービスをぜひ選んでください。

続いて、デメリット・逆効果の2つ目です。

キャリアコーチ任せになりすぎた場合、不満が残る可能性がある

次に、キャリア相談サービスで大切なのは自分自身の自立度です。

キャリアコーチがサポートしてくれるのは、あくまでも前進しようとする自分自身の後押しであり、側面支援です。

キャリアコーチ任せになりすぎた場合、キャリアコーチが何もしてくれないと不満を抱いてしまう可能性があります。

有料でかつ高額であるため、サービスを提供している企業やキャリアコーチが何かしてくれるのだろうと期待感が強くなってしまいますが、その企業やキャリアコーチが自分の人生を代わりに生きるわけではありませんから、自立心を持ってサービス利用することが大切です。

また、キャリア相談サービス利用を通じてキャリアコーチが提供してくれるのは、何かの具体的なスキル・能力ではないことも頭の片隅に入れておきましょう。

キャリア相談サービスが提供してくれるのは、自分の理想像、キャリア像を描くためのキャリア設計の支援であり、アクションが決まった際のアクションの後押しです。

具体的なスキル・能力を高めてキャリアに活かしたいと考えている場合は、それ専門のスクールを利用する方が良いです。

具体的には、プログラミング、WEBデザイン、PCスキル等のスクールになります。

サービス利用の前提として、キャリアコーチ任せにならないように、自分自身で自分の人生、キャリアを歩んでいこうとする自立心を持っておくことが必要です。

まとめ

キャリア相談サービスを有料で行うメリット・効果は、「行動変容」にコミットしてサポートしてくれること、覚悟を決めた上でサービス利用に臨むことができること、この2つでした。

サービスを利用した後、考え方や意識が変化し、自らが望む理想像、キャリア像の実現に向かうための行動ができるような自分自身になる。

それがキャリア相談で得たいものです。

その肝(キモ)となるのが行動変容でした。

有料のキャリア相談サービスは、プログラム形式で相談者のサポートをしてくれます。

サービスを提供する側のコーチ・トレーナーも相談者の行動変容という成果にコミットしてくれるため、プログラムを通じて大きな変化を期待することができます。

今の自分に必要だと感じたら、ぜひキャリアについて考える機会を持ち、自分自身の職業人生を主体的に選択する生き方(働き方)を実現していってもらえたらと思います。

この記事がキャリアを前向きに考えるきっかけになれば嬉しいです。

  • この記事を書いた人

とくみ(tokumi)

元人材開発コンサルのブロガーです。 このブログでは、20代後半から40代前半くらいまでの会社・組織で働く皆さんに向けて、自身の人材開発コンサル時代の経験や知見などからお役立てできそうなことを発信していきたいと思っています。 テーマは、能力開発、スキルアップ、キャリア形成、転職、起業、移住など。 現業は新規事業開発のコンサルです。

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