こんにちは。とくみです。
初めて転職を考える人にとって気になる転職活動の期間。
前回の記事では、僕自身の経験をもとに、転職活動の期間、工程などを紹介しました。
今回の記事では、各工程について少し踏み込んで説明してみたいと思います。
前回の記事を読んでいない方は、こちらをぜひご一読ください。
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【30代の転職でも大丈夫】転職活動にはどれくらいの期間がかかるのか?
こんにちは。とくみです。 転職したいけど怖い、初めての転職で不安という方にとって、転職活動の期間がどれくらいかかるものなのかはとても気になることですよね。 転職活動はどんなステップに分かれているのか。 ...
前回記事を簡単に復習です。
復習
とくみの3回目の転職活動は合計7か月かかりました。
今回紹介する工程はその7か月の中で僕が具体的に起こしたアクションを整理したものです。
全部で15のステップに分けられました。
工程をまとめたガントチャートも再掲しておきます。
![](https://tokumiweb.com/wp-content/uploads/2022/01/job-change-activities-1024x577.png)
それでは詳細を説明していきます。
準備の期間
本記事では、転職を思い立ってから応募企業の採用面接が始まるまでの期間として表現しています。
情報収集
まず何からはじめるのかというと、だいたい情報収集からスタートしますよね。
今どんな転職サイトが使われているのか、時期的に転職しても不利にならないか、どんな業種・職種が人気なのか、自分のしたい仕事の求人はあるかなどなど・・・。
情報があることで安心できる面もあると思うので、とにかく自分が疑問に思っていることはこのタイミングで一通り調べておくと良いと思います。
一つ注意点があるとすれば、調べる期間を決めておくこと。
現代社会は情報が溢れすぎています。ググれば情報が無限に出てきます。
ただ、それらの情報が全て正しいかというとそうではないものも含まれている可能性があります。大げさに脚色されたものもあるかもしれません。
情報に翻弄されすぎないよう、得た情報はあくまでも参考程度に。
大切なのはその情報を元に自分の頭で考え、どうしたいか意思を持って行動につなげることです。
転職系サービスの登録
気持ちがある程度固まってきたら次は転職系サービスの登録です。
転職サイト、転職エージェント、転職SNSなど、様々なジャンルの転職サービスがあるので、特徴や違いを把握しておきましょう。
僕は過去3回とも転職エージェントメインの転職活動を行いました。
登録と同時に必要になってくるのが履歴書や職務経歴書です。
ほとんどのサービスで提出や作成が求められるので、このタイミングで自分のキャリアや経験を棚卸しして、作成しておきます。
転職エージェントとの面談
続いては転職エージェントとの面談。
これは転職エージェントを使った転職活動をする場合は必須となります。(エージェントを使わない場合は面談はありません)
転職エージェントとの付き合い方もコツがあるので、また機会があれば紹介したいと思います。
面接練習
準備の期間の最後の工程は面接練習です。
一部、ぶっつけ本番でも大丈夫な方もいるかもしれませんが、多くの方が事前に自分のことを整理しておかないとうまくしゃべれないと思います。
僕もそうです。
過信せず、面接で聞かれそうな質問をネットでチェックして、事前に自分の言葉で話せるようにまとめておきます。
その上で、自主練習などもしておきましょう。特に、転職理由はどの企業でも聞かれる質問ですので、必ず事前に整理しておきましょう。
転職理由のまとめ方については、以下の記事でご紹介しています。
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【転職理由の書き方・伝え方】苦手意識を克服!履歴書・職務経歴書・面接に使える考え方をご紹介します
こんにちは。とくみです。 転職活動では必ずと言っていいほど転職理由を聞かれます。 履歴書や職務経歴書に書いたりすることもありますし、面接の場で「なぜ転職しようと思ったんですか?」なんて聞かれてたりもし ...
具体例もありますので必要な方はどうぞ。
【転職理由の書き方・伝え方】履歴書・職務経歴書・面接に使える例文 下書き編
【転職理由の書き方・伝え方】履歴書・職務経歴書・面接に使える例文 仕上げ編
ここまでがだいたい1か月くらいでしょうか。
初めて転職活動をされる方は2か月は見ておいてもよいかもしれませんね。
続いて活動の期間です。
活動の期間
本記事では、採用面接がはじまり、自分が入社したい企業からの内定をもらうまでの期間として表現しています。
この期間のゴールは内定です。
すなわち、内定がもらえるまで活動の期間は続きますので、内定次第でこの期間の長さが変わってきます。
自分が入社したいと思える会社の内定がもらえればすぐに終わりますが、もらえない場合は長期戦になる可能性もあります。
焦らず、自分のペースで活動できるようにしておきましょう。
求人情報のリサーチ
まずは求人情報のリサーチからですね。
転職サイトや転職SNSでみつける場合、転職エージェントから紹介される場合、求人情報の検索サイトから自分で応募したい企業を見つける場合等、様々あると思います。
求人情報への応募
応募したい企業の求人情報が見つかったらどんどん応募していきましょう。
まずは書類選考から入るところがほとんどです。
書類選考が通過しないと次のステップの採用面接には進めませんので、少しでも興味があったり、魅力に感じたりしたら、まずは応募してみるのが良いと思います。
採用面接
書類選考が通過したら次は採用面接ですね。
だいたいどの会社も複数回に分けて採用面接を実施します。
1回目は人事担当者の方だったり、入社したら直接の上司になる可能性がある方。
2回目は入社する部門の責任者の方。
3回目は社長・取締役などです。
入社時の役職・ポジションや会社の規模によっても面接官が違います。
回数は求人情報に書いてあることが多いので事前に確認しておきましょう。
面接に誰が出てくるかは、転職エージェント等を使っている場合は、エージェントの方が教えてくれますので、出てくる方に合わせた話ができるように準備しておきましょう。
書類・トークの修正
続いては書類・トークの修正ですね。
書類選考の通過率、面接での相手の反応などを見ながら職務経歴書や面接での回答で変えた方が良いと思ったところはどんどん変えていきましょう。
転職エージェントを使っている場合は、転職エージェントの担当者の方に相談してアドバイスをもらってみても良いかもしれません。
内定・オファー面談
次に内定・オファー面談です。
1つの会社への応募だけで、いきなり内定をもらえることはほとんどないと思います。
複数社に応募して、書類選考を通過したところから並行して面接を受けていく形になると思いますので、管理表などを作って、どの企業がどういったステータスなのかを把握できるようにしておきましょう。
また、内定前後の応募企業とのやり取りはとても重要なので、転職系サービスのサイトなどで情報を集め、自身が不利にならないように備えておきましょう。
内定をもらったらその後オファー面談があります。
入社日や処遇などの雇用契約の内容を確認する面談です。
給与面、雇用形態、勤務方法など、入社する上で疑問に思うことはこのオファー面談のタイミングで全て解消できるようにします。
内定承諾
活動の期間の最後のステップは、内定承諾です。
オファー面談のタイミングで承諾をするケースもありますが、だいたいは1〜2週間ほどの猶予をもらえますので、もらったオファーの内容で本当に大丈夫か、冷静に自分の気持ちや意思を確認する期間とします。
オファーの内容によっては、年収が変わったり、住む場所を変える必要があったり等、生活環境の見直した方が良い場合があるかもしれません。
家族への相談が必要ならこのタイミングで行うようにします。
他社の選考が進んでいる場合は、内定承諾の時期を調整することも必要です。
この期間は内定をもらうまで終わりませんので、最短でも1か月〜1.5か月はかかるはずです。
僕の最長期間は、3回目の転職の時で、4か月かかりました。
仕事をしながら転職活動を行う場合は、使える時間も限られていますので、ある程度の長期戦になると考えておきましょう。
ここまで来たらあとは退職の期間になります。
退職の期間
本記事では、内定承諾後、現職を退職するまでの期間として表現しています。
内定承諾後、行う必要があることは現職の退職ですね。
いつ退職を申し出るかについてはいろんな考え方があるとは思いますが、僕自身は現職をすぐに辞める理由がない場合は、内定承諾の後が良いと思います。
自分の次のステップが決まり、気持ち的にも安定して前向きな気持ちで退職交渉に臨むことができます。
退職届の作成
退職の申し出に必要なのが退職届ですね。
口頭だけだと退職の意思を形に残すことができないため、後々になって退職日の調整や退職手続きの時に揉める可能性があります。
必ず書面で退職の意思を示すようにしましょう。
退職届の文章の見本はググればたくさん出てきますので、現職にあった見本を選んで使う形で問題ないと思います。
退職の申し出・退職交渉
退職の申し出の前に確認が必要なのが、退職意向を伝えてから退職できるまでの期間の確認です。
会社の就業規則に最低何か月前までに申し出ること等の記載があるはずなので、必ず確認しておきましょう。
通常は退職を伝えてすぐに辞めることができるわけではありません。
今担当している業務や仕事の引き継ぎや後任の担当者の採用の問題があったりする可能性もあります。
退職における最低限のマナーとして守れるとベターです。
現職に退職を申し出た後は、退職日を決めるための退職交渉が発生するはずです。
ここは精神的に大変な時期ですので、気力&体力を充実させて、強い意思を持って臨めるように準備しておきましょう。
退職交渉は多少の強引さも必要ですが、強引すぎて無理矢理やめる形になるのは現職との関係が悪くなってしまうこともあります。
円満退社を目指すなら、自分の希望はしっかり伝えつつ、可能な範囲で残留可能な期間を示し、しっかり交渉する必要があります。
業務の引き継ぎ
退職を受け入れてもらい、退職日が決まったら、そこに向けて業務の引き継ぎが発生すると思います。
難易度の高い仕事や責任ある仕事をしている場合はすぐに辞められないはずです。
会社としてもすぐに辞められると困るはずなので。自身が担当している仕事の内容をふまえて、引き継ぎの内容や方法も会社側としっかり相談して、遺恨が残らないように進めていきましょう。
僕の3回目の転職では、他の方が担当できない少し特殊な業務を担当していたので、引き継ぎに1か月半ほどを要しました。
余力があれば、事前に自分の業務の棚卸しなどを行っておき、引き継ぎ書をまとめておいても良いと思います。
退職手続き
最後は退職手続きです。
人事部門、システム部門等から退職に必要な書類作成やシステム手続きの案内があるはずです。
この期間は就業規則の退職を申し出てから退職ができる期間を基準に、現職から引き止めにあうかどうか、自身の担当している業務がスムーズに引き継げるかなどが大きく影響してきます。
最短でも2週間、最長で2〜3か月かかる場合もあると思います。
引き止めの内容や受入状況によっては、採用面接よりエネルギーを使う期間になるかもしれませんので、強い意思を持って臨めるようにしておきましょう。
まとめ
最後に改めてまとめです。
転職活動の期間は人それぞれではあるものの、他の方の経験からどれくらいかかるのかの目安を知っておくことは自身の転職活動の見通しを立てる意味でも有効だと思います。
ほとんどの方は長期戦になると思いますので、心身ともに健康な状態を維持して、無理しないように、焦らず、着実に進める必要があります。
時に、友人や家族など、応援者の存在が力になることもあります。
孤独で戦うと辛いので、自分の変化を応援してくれる方を身近に置き、最後まで走りきれるように環境を整えながら取り組んでください。
今回の記事が皆さんの転職活動の参考になれば嬉しいです。
また別の記事で各ステップの詳細やポイントなども紹介していきます。
もし、転職したいけど怖いと思っている方で、事前に転職活動のことやキャリアのことについて誰かに相談したいと思っている場合は、キャリアコーチングのサービスを利用するのもオススメです。
こちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
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